顎関節症って?

あごが痛い・口を大きく開けることができない・口を開けようとするとパキパキと音が鳴るといった症状はありませんか?
軽い症状の人も含めると日本人の2人に1人程度の割合で経験があるとも言われる、かなり身近な病気が「顎関節症」です。

原因と治療

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顎関節症は複数の要因から起こっていると考えられていて、歯並びや生活習慣、ストレスや頚椎の異常、筋肉の緊張など様々な要因が絡んでいるとされています。
治療方法は、短期間痛み止め等のお薬で口が開けにくいさや痛みを取り除きます。レーザーを使うこともあります。スプリントといってスポーツ選手がするようなマウスガードのようなものを装着する方法もあります。すべて保険治療になります。

気をつけることは?

顎関節症は様々な日常の要因がからみあい、長期にわたって悪い習慣を続けることででた生活習慣病とも言えます。
次の習慣に思い当たるものはありますか?

(1)歯ぎしりやかみしめ、顎を押さえるなどのクセがある。
→症状を悪化させないために、顎で雑音をさせて遊ばない、口を大きく開けない、硬いものを無理して噛まない、顎の痛くなる開け方をしないようにしましょう。
(2)頬杖をつく、顎を前に出す、日中の歯ぎしりする。
→姿勢を良くし、歯ぎしりは止めるよう気をつけましょう。
(3)片側咀嚼をする。食事中に水やお茶を飲まない。
→バランスの良い食事をこころがけ、奥歯でゆっくり噛んで食べることで、顎運動のリハビリになります。